論文執筆計画
2021/1/14
2021/1/14
青森県浪岡地区のご当地包装紙デザインプロジェクトを事例に、事前にデザイン手法の計画や検討はせずに、無計画なまま浪岡地区を逍遥するデザイン活動を展開。一連の活動が実践者のデザインプロセスに対する考え方や態度に与えた影響について考察。
学会という学術研究者による閉ざされた活動を、市民に開かれた営みの場(市場)に持ち出し、市民と学生、研究者らが自律的に知識交流した活動過程を省察。
協働的な活動の参加者が自分たちの活動の価値を発見するやり方とツールをデザインした。それを「活動ビュアー」と名付けた。学習活動のような協調的に行われる活動を題材とし、まずは写真と言葉で記したみんなの視点から活動を切り取った一人称視点の「知」を紙の上に集積、再構成する。そして、時系列順に並べられたみんなの「知」を順に辿っていき、その活動をもう一度頭の中の「認識の世界」で再体験する。改めて活動を味わうことをすると、他の人の「知」が 共有され、自分の意見が深化し「活動の価値」に気が付くことができる。
人間が学び知るのは,情報を収集し脳に知識を溜め込むことではない。そうではなく,モノ,人,コトの中でモノになったり,人の身になったり,コトの世界に我が身を放り込んだりして,そこでどういう事態が起こっていくかを全身で実感しながら納得する。これが,学ぶことであり,知ることなのだ。